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血中の総コレステロール値が低い人は死亡リスクが高いことが28日までに、浜崎智仁富山大教授、大櫛陽一東海大教授らの研究で分かった。
特に男性の場合、総コレステロール値が高いほどリスクが低くなる傾向がみられた。
大櫛教授らの別の疫学調査では、「悪玉」とされるLDLコレステロールで同様の傾向がみられた。
4月から始まる特定健診では、LDLが一定値以上だと受診勧奨となるが、浜崎教授は「コレステロールを悪者にする説はもともと米国から来たもの。米国は心臓疾患や肥満が多く、体質が違う。不必要な人まで薬物治療の対象になる」と懸念している。
同教授らは、コレステロールと死亡率に関する国内の疫学調査を検索し、「5000人以上を5年以上追跡」などの条件で5本の文献に絞り込み、延べ約17万3500人分を「メタ分析」という手法で解析した。
・心筋梗塞の犯人はコレステロールではない
心筋梗塞や動脈硬化は、血管壁にこびりついた脂質で、血液が流れにくくなることから起こる病気です。今はガンに首位を奪われたこの病気は、以前まで死亡原因の第一位にどっかりと座っていました。
そのため、病気の原因と考えられるコレステロールをなるべく採らないよう、肉や卵を控え、魚や野菜を食べることが健康への第一歩と信じられてきたわけです。しかし、最近ではコレステロールの研究が進み、この神話が真っ赤な嘘であることがわかってきました。
20世紀はじめに、ロシアのアニチコフがウサギを使ってコレステロールの実験を行いました。コレステロールがたっぷり入った食事を続けたウサギの動脈には、コブのようにせり出したアテローム(脂肪の沈着、粥状隆起)が見られ、そこからはコレステロールの結晶がみつかりました。
そのため、コレステロールを過剰に取りすぎると、心筋梗塞や動脈硬化の原因になると結論づけられ、多くの人が今までそのコレステロール神話を信じ続けてきたわけです。
しかし、犬で同様の実験を行った場合、血管壁に傷をつけない限り、アテロームはできません。
コレステロールが最も多く含まれている卵を、人が一日に10個食べ続けるとどうなるかという実験を、国立栄養研究所で行った場合も同様にコレステロール値は上昇せず、アテロームはできませんでした。
つまり、アニチコフの実験は、草食動物のウサギを使った結果で、肉を食べる人間には当てはまらない実験だったわけです。
人間のばあい、牛肉や卵をたくさん摂取しても、余分なコレステロールは体内から排出される仕組みになっていますから、本来ならば、コレステロールが血管壁にたまりアテロームを作ることは無いのです。
卵は良質なタンパク源であり、またレシチンや貴重な含硫アミノ酸が含まれています。レシチン(ホスファジルコリン)はHDLの中にたくさん含まれコレステロールを肝臓まで運こび、さらに胆汁酸として排泄するといった働きがあります。
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